子どものアレルギー反応とアナフィラキシーショックの原因と対処方法

こどもの健康

今回はアレルギー反応とアナフィラキシーショックについてお話をしていきたいと思います。

アレルギーときくと、皆さんは何を思い浮かべますか?食べ物であれば卵アレルギー、小麦粉アレルギー、食べ物に由来するものから、花粉症、ハウスダストといった季節や日常生活に由来するもの、または昆虫などによる虫刺されによるアレルギー反応などもよく耳にするのではないでしょうか?症状としては、麻疹や痒みが強くでるイメージがあると思います。では、そもそもアレルギーとは何なのか、アナフィラキシーショックが起こるとどんな症状がでるのかなどについてまとめました。

アレルギーとは

 「本来身体をまもるはずの免疫反応の結果、身体に害を及ぼすような過剰反応としてあらわれたものをアレルギーとよぶ」といわれています。

【引用文献 医学書院 系統看護学講座 専門分野Ⅱ アレルギー 膠原病 感染症】

つまり、本来なら体に害を与えない食物やほこりなども異物と判断し、過剰に免疫反応が起きてしまうことを言います。

アナフィラキシーとは

 「特定の起因物質により生じた全身性のアレルギー反応をアナフィラキシーとよぶ」と言われています。

つまりアレルギー反応が呼吸器系や消化器系など全身的に起こり生命に危険な状態であることを言います。

【引用文献 医学書院 系統看護学講座 専門分野Ⅱ アレルギー 膠原病 感染症】

アナフィラキシーショックとは

アレルギー反応が起こった際にショック状態に陥ることいい、アレルギー反応には、下記のようなに3つに大きく分類することができます。アナフィラキシーショックは「即時型」I型アレルギー反応のひとつです。

※例:花粉症などもアナフィラキシーショックであり、I型アレルギー反応に分類されます。

アレルギーの分類

アレルギーは以下の3つに分類されます。

即時型

症状が現れるまで2時間以内

遅発型

症状が現れるのが6-8時間後

遅延型

症状が現れるのが1-2日後

アレルギーの症状が起きる原因と反応

アレルギー反応は症状がでたら、速やかに治療を始めることが大切になります。処置が遅れると過敏に反応し、アナフィラキシーから命に関わるアナフィラキシーショックに至る場合もあります。

【原因】

アレルギー物質に触れる・食べる

卵・小麦粉・乳・そば・落花生(ピーナッツ)・えび・かになどの食べ物や、虫、ゴム、ダニ、花粉、薬や化学物質など

【反応】

  • かゆみや蕁麻疹
  • 吐き気や腹痛、下痢
  • 唇の腫れ
  • 呼吸困難・チアノーゼ・息切れ・咳・痰・くしゃみ・鼻水
  • 充血・瞼の腫れや痒み・炎症   など

症状が悪化した場合

身体中が腫れたり、咳がひどくなるなど皮膚や呼吸器に症状が大きくでる

生命の危機

上記のような複数の症状、そして血圧低下や意識障害が見られる場合は周囲のスタッフを呼び集めつつ、適正な対応をとるようにしてください。

アナフィラキシーショックが起きたときの対応方法

危険を知らせる症状

食物によるアナフィラキシーショック症状の発現から心停止までの時間は僅か30分といわれています。なので、全身症状・呼吸器の症状・消化器症状が出ている時は危険ですのですぐに受診するようにしましょう。

状態に合わせた安静時の姿勢

危険な状態だと判断し、救急車を待っているときは状態に合わせて少しでも息がしやすい楽な体制で安静を保っておきましょう。

呼吸が苦しそうな様子の時

  • 状態を起こした姿勢にしておく。
  • 縦抱きにしたり、布団などに上向きに寄りかからせる。

吐き気や嘔吐がある時

回復体位にしておく。

体の横を上向きに足を組ませ、上側の足を前に出す顎をあげて手で支える

難しい場合は横向きにして背中を支える

※吐いたものが喉に詰まらないように気をつける

回復体位

意識がないぐったりしている時

足を心臓より高い姿勢にする。

 (脳や心臓への血流を保持するため)

まとめ

今回はアレルギーやアナフィラキシーショックについてお話をさせて頂きました。

6歳までの子どもでは6人に1人の割合で食べ物が原因でアレルギー症状を引き起こしたことがあると言われており、年々増加傾向にあります。

急変時のことを考えると不安になると思います。だからこそ、急変時を想定して変わった様子がないか観察をしたり、急変時の動きを確認することが大切になってくると思います。

一度動き方などを考えてみるのも良いかもしれませんね。

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